米国株式市場における大口保有や大口の約定に関する情報は、以下の方法やデータベースで確認することができます。
1. 大口保有に関する情報
米国では、大口保有(5%以上の株式を保有する場合)については、米国証券取引委員会(SEC)に対する報告義務があります。
主な報告書
- Schedule 13D(アクティブ投資家向け)
- 要件: 5%以上の株式を保有し、影響を及ぼす意図がある場合。
- 提出期限: 保有割合が5%を超えた日から10日以内。
- 記載内容: 保有目的、取得方法、取得資金、保有株数など。
- Schedule 13G(パッシブ投資家向け)
- 要件: 5%以上の株式を保有しているが、経営に関与しない場合。
- 提出期限: 保有割合が5%を超えた日から45日以内。
確認方法
- EDGARデータベース(SEC)
米国証券取引委員会の公式データベースで、大量保有報告書や財務報告書が公開されています。
EDGAR – SEC
2. 大口約定に関する情報
大口約定(Block Trades)は、通常の市場取引とは異なり、機関投資家が一度に大量の株式を売買する取引です。
特徴
- サイズ: 1万株以上、または20万ドル以上の取引。
- 場所: 主にダークプール(非公開市場)やOTC市場で実行される。
情報公開
- FINRA(Financial Industry Regulatory Authority)
- 米国の金融業規制機構。米国のすべての証券会社が加盟する非政府規制機関。
- TRACEデータ: 債券取引の情報が公開されていますが、株式の大口取引も監視されています。
- FINRA – TRACE
- ブルームバーグターミナルやリフィニティブ
- プロフェッショナル向けの金融情報プラットフォームで、大口取引やダークプールの情報がリアルタイムで確認できます。
- NASDAQやNYSEのウェブサイト
- デイリーレポートやマーケットデータで、大量取引のパターンや注目銘柄を確認可能。
- NASDAQ – Market Data
- NYSE – Market Data
3. 実務的なポイント
- ウォッチリストの活用
注目する銘柄の大口取引を追跡するには、取引所データやプロフェッショナル向けツールを活用。 - 市場影響
大口保有や約定は、株価や流動性に直接影響を与えることがあるため、ヘッジファンドや機関投資家の動向を把握することが重要。 - リサーチツール
Yahoo Finance、Morningstar、Seeking Alphaなどの投資リサーチプラットフォームで、主要な保有者や取引のヒストリーを確認。
参考リンク
補足: 大口取引情報は市場に影響を与える可能性が高いため、機密性が保たれるケースも多く、すべてがリアルタイムで公開されるわけではありません。
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